森絵都『カラフル』紹介レビュー|モノクロの”世界”に色が満ちていく
立場や価値観の違いだけで、一つの事実が多くの解釈をもたらす。
だから、たった一つの見方だけで落ち込んでほしくない。
毎日が退屈で、”今”に悩んでる方にはぜひ読んでもらいたい。
『カラフル』作品紹介
他人の人生を引き継いだ少年の奮闘に涙する。
累計100万部突破の大人も泣ける不朽の名作青春小説。
あらすじ
「おめでとうございます! 抽選にあたりました! 」 生前の罪により輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、 再挑戦のチャンスを得た。 自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、 自分の罪を思い出さなければならないのだ。
読みどころ
本作品は、自殺未遂の少年の体を借りて”生前に犯した罪”を探す少年の話。
過去の自分と重ねながら、読み進めて頂きたいです。
共感できる部分、できない部分が出てくると思いますが、
そういった「価値観の違い」を楽しんでください。
読み終えてから「もし今が人生の2週目なら…」と考えてみると、
アナタの世界が”カラフル”に見えるかもしれませんね。
小説としても非常に読みやすく、活字が苦手な方にもオススメです。
ちなみに涙もろい方は、ハンカチ必須ですからね ♪
ぜひ、読んでみてください ♪