映画レビュー『神様メール』|イタズラ好きの神様に、ついに娘が反旗を翻した! 世界は一体どうなってしまうのか。
もし、余命を知らせるメールが神から届いたら、、、、
世界は神様が作り、様々なものを創造しました。そんな神様はブリュッセルに家族と住んでいて、毎日パソコンから世界を理を作っているのでした。
残りの人生をいかに過ごすか考えさせられるちょっと奇妙なコメディ映画。
オススメ度は以下のように設定しています♪
すべて個人的な感想なのでご容赦ください( >_<;)
★☆☆☆☆:残念。。。
★★☆☆☆:少し不満かな?
★★★☆☆:ふつう、2回目は見ないかなー
★★★★☆:オススメ! もう一度見てみたい
★★★★★:すごいオススメ!! 何回でも見ていられる!!
『神様メール』概要
2015年公開 コメディー映画
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
主演:ビリ・グロイン
『神様メール』あらすじ
神様はブリュッセルのアパートに家族と一緒に住んでいて、パソコンでいたずらに世界を支配している。
ある日、神様の娘10歳のエアは人間に運命に縛られずに生きてほしいと思って、神様のパソコンから人々に余命を知らせるメールを送ったから、さあ大変!
エアが大パニックな世界を救う旅にでると、彼女の小さくてヘンテコな奇跡は思いがけず人々のお悩みを解決していく。引用:Amazonより
『神様メール』レビュー
映画『神様メール』
オススメ度:★★★★☆
本作は、神さまはブリュッセルのアパートで家族と住んでいるというおかしな設定から始まります。そして自宅のパソコンから世の中のすべてを決めているのでした。
傲慢なダメ親父の神様、何も考えていない母 女神、世の中を良くしようと家出した兄 イエスキリスト、傲慢な父に仕返ししようと家出する娘 エア(本作のヒロイン)で4人構成されています。豪華な家族構成ですね(笑)
神様は本当にどうしようもないダメ親父で、暇な人生の気分転換するために人類を創り、その人類を苦しめて遊んぶというとんでもない人なのです。家を火事にさせたり、大雨を降らしたり、飛行機を墜落させたり、、、。そして、”普遍的で不快な法則”まで創ったりします。例えば、
法則2117号 必要な睡眠時間は”あと10分”である
法則2129号 バスタブに身を沈めたとたん、電話が鳴る
法則2125号 ジャムつきパンはジャムの側から落ちる
法則2126号 食器は洗ったあと割れる
法則2218号 行列は隣の列の方が必ず速く進む
法則2231号 嫌な出来事は幾つも同時に起きる etc...
ひどい、ひどすぎる、、、、(=ω=;)
そんな父に嫌気がさした娘エアは、父の信頼を失くすさために父の万能パソコンから、全人類に余命を知らせるメールを送信するのです。そして人間界に行き世の中をただそうとするのでした。
世界を正す旅へ
エアは世の中を正すため、6人の使徒の選定を始めます。なぜ6人なのかというと兄キリストの12人の使徒と合わせて18人にするためです。そして、なぜ18人なのかというと、母 女神が18人でする野球が好きだから・・・既におバカ設定ですね(笑) でもそうしないと、女神は奇跡を起こせないのです(゚-゚;)
しかしダメ親父も黙ってません。エアが細工した万能パソコンを直させるためにエアを追ってくるのです。しかし、そこでは”普遍的で不快な法則”が神様にも平等に適応されるためクスッっと笑えるシーンがいくつかあります。
6人の使徒
まず「新・新約聖書」の書記であるホームレス(使徒ではありません)
1人目は、幼少期に左腕を失くした美しい女性
2人目は、余命を知ってからベンチに座り続けている男性
3人目は、性的な妄想が頭から離れない男性
4人目は、殺し屋の自称する男性
5人目は、ゴリラに恋をした貴婦人
6人目は、病弱で女の子になりたいと思う少年
色濃いメンバーですがそれなりの過去があり、劇中で思わぬところでそれぞれが交わったりするので楽しみに観てください ♪
おわりに
余命を知らされたら、アナタはどう生きるでしょうか?
あと1ヶ月の命だとしたら、ただ絶望するだけなのか、それとも後悔がないように毎日生きるのかで世界の見え方が大きく変わっていくと思います。
本作はコメディー映画ではありますが、そういった生き方という部分では考えさせられる映画だと思います。